ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

by保育士 子供に読んでほしい本は本棚に置かないほうがいい理由

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている16歳と10歳の男の子の保育士お母さんです。

今日は子供に読んでほしい本の置き場所について書きたいと思います。

 

 

子供が幼児のうちは親が絵本を読んであげますよね。子供は絵を見ながら知らない言葉や状況を想像し理解しようとします。読み聞かせは、言葉を覚えるだけでなく想像力を鍛えることにも一役買っているわけです。

 

子供が自分で字が読めるようになると親はずいぶん楽になります。しかし、本を読んであげるかわりに親には別の仕事があります。それは子供に読んでほしい本1,2冊を本棚ではなく、いつも子供がいるところ、ソファーや勉強机に置くことです。

 

家の中には楽しいことがたくさんあります。テレビを見たりやゲームをしていると、あっという間に時間が過ぎて本を読もうと思う暇がありません。

 

本棚にある本はいつの間にか飾りのようになって、なかなか手が伸びません。親が「本を読みなさい」と言ったところで、子供にとっては読みたくないのに読まされるほど苦痛なことはありません。

 

そこで自分のいつもいるところに本があると、なにげなく手に取ってばらぱらめくるんです。親にとってはしめしめという感じです。とっかかりが肝心で、少し読み始めると面白くなってどんどん読みたくなります。(←親のチョイス次第)シリーズ物だと次のを買ってほしいと言われるかもしれません。
子供が自分で手にとって自分の意思で開いた本は、意外に熱中することが多いです。

 

もちろん、親は子供に読んでほしい本、且つ子供が興味がある内容を選ぶ必要があります。そしてさりげなく1週間くらいで違う本に交換するのです。
子供は何も気づかずまた違う本を手に取っています。

 

我が家ではかなり効果がありました。本を読むことに抵抗がなくなったというかんじです。現在も継続中ですが、子供は毎週本が変わっていることに気づいていません。横から見ていて子供が本を開き始めるとだまって喜んでいます。

 

小学校高学年になると、性に関する絵本なんかもこの方法がおすすめです。質問されてもうまく答えられないことは、本にお任せしたほうが親としてはありがたいと思います。

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