ドイツで料理の手抜きをしたいのに それが叶わない夢なワケ
こんにちは。だいみにです。
現在ドイツはロックダウンで学校は閉鎖となり、子供たちは自宅学習になっています。
「おかーさーん、おなかすいたー」
私はふたりの子供にかわるがわる食べ物を要求されています。
ドイツは日本にくらべて自炊率が高いと思います。
その理由は
1. コンビニがない
スーパーは夜8時で閉店、日曜日は定休日です。
「めんどくさいからコンビニでちょっと弁当でも」ってことができず、私は毎日メシのことを考え四苦八苦しています。
2. レストランが高い
コロナ禍でないときは時々外食もしていましたが、お水も有料で税金も高いです。100€しか入っていない財布を持って家族で外食すると、ドキドキして注文ができません。
ファミレス系のレストランはなく、インド料理やスペイン料理など国ごとのレストランしかありません。ハンバーガーなどのファストフードは日本と同じようにあります。
3. スーパーに日本のような惣菜コーナーがない
サンドイッチやラップサンドみたいなのはあります。寿司があっても細巻きだけのなんちゃって寿司で、食べごたえは全く値段に見合っていません。
もちろん鮭弁やチャーハン、切り干し大根の煮物なんてありません。
日本にいたときは閉店間近のヨーカドーでよく半額シールのついた惣菜を買っていました。あーあのワクワク感がなつかしいです。
というわけで、仕方なく私はほとんど毎日自炊しています。
まあこれだけイヤイヤ作っていると、日によってはおいしくないときもあるわけです。
子供たちは正直です。
10歳の次男はしゃーしゃーと、
「お母さん、これまずい」
超ダイレクトなコメント (渋い顔つき)。
16歳の長男は丁寧にオブラートに包んで教えてくれます。
長男 「ちょっとぼくの好きな味じゃない」
まあまずいということです。
しかし
逆においしかった時、子供たちはすばらしい反応を示してくれます。
昨日大量に作ったカレー。ご飯も昨日5合炊いていたのでたっぷり残っていました。
結論からいうと、長男は朝、昼、おやつの3回、次男は朝、昼の2回、飽きもせずにカレーを食べました。長男は夕飯もカレーがいいと言ったぐらい...もうご飯が尽きていたので諦めてもらいましたが。
時にはこんなに喜んでもらえて嬉しい限りなのですが、私としてはお昼ごはんぐらい「ちょっと弁当買ってってー」とか「今日の昼は吉牛にしよかー」とか、かつて日本で言っていたあのセリフを言ってみたいんです。
マクドもケンタももう飽きました...
追記:翌朝
長男「おなかすいた」
私「パンあるで」
長男「カレー食べたい」
私「まじで⁉」「いまからご飯炊くわ」
長男「なんも食べんと待っとく」
そこへ次男が。
次男「ぼくもカレー食べたい」
鍋を見るとカレーはもうちょっとしかない!しょうがないから水とカレー粉を追加し、またしても一丁前のカレー(ほとんど具なし)ができあがりました。できたてなのであんまりおいしくないかもと思いつつ...
私「カレーできたでー」
テーブルに走ってくるふたり。
ほんまにそんなに食べたいのか⁉3日目の連続カレーを!?
信じられないことに、ふたりとも朝から味がなじんでいないカレーをおかわりしました。
結論:私の作ったカレーがおいしいというわけではなく、ふたりはただのカレー好きでした。