ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

by 保育士 「保育士」という仕事のいいところ4選 悪いところ5選

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子の保育士お母さんです。

カナダのpreschool、日本の認可保育園で勤務し、現在はドイツの補習校年長組を担当しています。

私は自分の子供の子育てがきっかけで保育士免許を取ったので、世間の保育士さんに比べてかなり遅い保育士デビューでした。

保育士は本当にやりがいのある仕事です。

そしてまさに私の天職だと感じています。

全く違う職種の仕事の経験も踏まえ、保育士という仕事のいいところと悪いところを考察してみたいと思います。

(勤務地や勤務形態、人によって感じ方は違います)
 

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いいところ

 

・子供たちの笑顔に癒される
とにかく子供たちがかわいい。子供たちの屈託がない笑顔のおかげで自然と元気が出ます。

 

・子供たちの成長を感じられる
急におしゃべりが上手になったり、トイレにいけるようになったり...日々何かしら子供たちの成長を見ることができます。うれしい発見が多い仕事です。

 

・規則正しい健康的な生活が送れる
雨が降っていなければ、ほぼ毎日外遊びがあります。子供たちと走り回るので毎日軽い運動ができ、栄養士さんによる給食で健康管理ができます。

 

・子供たちに大切なことを教えられる
純粋な子供たちに、自分の人生の垢に気づかされます。これは子供と関わる仕事をする人の特権だと思います。普段の生活で見失いがちな人としての生き方を再発見できます。
 

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悪いところ

 

・トイレを我慢することが多い
午睡の時間以外、行きたい時にトイレに行けることはほぼありません。先生の配置人数がぎりぎりのときは現場を離れられません。特に乳児さんの担当をしているとタイミングを逃すと半日に1回しかトイレに行けないことも。 

 

・ゆっくり食事ができない
受け持ちクラスにもよりますが、子供たちと一緒の給食はほぼ飲み込んでいるに等しいです。味わって食べる余裕がありません。食事中も突然お世話をしないといけないことが起こるので少なくとも3回は席を立ちます。

 

・体調が悪くても手が抜けない
頭痛や腹痛がある日でも子供はいつもどおりの対応です。だれも気遣ってはくれません。気力を振り絞って外遊びも連続おむつ替えも頑張るしかありません。

 

・不慮の事故でも起こしてはいけない
子供が安全に過ごせる環境を作ることは保育士の使命です。何があっても子供が怪我をするようなことは避けなければいけません。常に危険を察知できるように気を配っています。

 

・時間に追われる
子供と関わること以外の仕事もたくさんあります。保育計画や指導案、研修会報告などの事務仕事だけでなく、工作準備やお誕生日メダルなど手作りするものも多いので園児の降園後もかなり忙しいです。イベント前には発表会衣装や運動会の飾りつけの準備、卒園式のコサージュ作りなどなどやらないといけないことが山盛りです。いくら忙しくても保育時間を削ることはできないので時間が足りません。

 

 

保育士の仕事は見た目と違うところがたくさんあると思います。ある意味奥が深いです。今まで私は、食品会社の営業や英会話教師、荷物の配達などの仕事をしたことがありますが、保育士はいいことも悪いことも一番多い仕事だと思います。

私が一番好きな保育の時間は子供たちと過ごせる楽しいときなのですが、同時に事故があってはいけないので緊張する時間でもあります。大切な子供を預けている親御さんの気持ちがわかるからこそ、保育士として襟を正して仕事をしなければならないと感じています。