ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

【親が子供を医者にした??】子供の人生の主役は子供であるべき

こんにちは。だいみにです。ドイツに住んで3年目になります。

オーストラリア、カナダでも長期滞在をしていました。

外国にいると、日本では気にならなかった日本語が妙に気になり始めました。

今日は日本語について書きます。

 

 日本では普通によく使われている言い回しだと思います。

「(自分の)子供を医者にした」

「(自分の)子供を有名大学に入れた」

どちらも主語は親です。

「(自分の)髪をショートにした」のように「自分のものをどうにかする」という意味では、子供は親のものなのでしょうか。

「子供を幼稚園に入れた」のように、子供が小さいうちはこの言い回しはありだと思います。なぜなら子供は自分で自分の生活パターンを決められませんし、親と子はまだセットで、ある意味子供は親の一部であるしかないからです。

しかし子供が成長し意思を持った個人になってからは、「親が子供をどうにかする」という言い方は利にかなっていないと思います。 

医者になるのも有名大学に行くのも、いくら立場は親の子供であっても、実際はもう大の大人。
いつまで親と一心同体なんでしょうか。

やっぱり主語は子供の方がシックリくると思います。

「子供が医者になった」

「子供が有名大学に入った」

医者になったのも有名大学に入ったのも、子供が一生懸命勉強した結果なわけですから...

少し前からよく話題に上る毒親。子供をないがしろにするという観点からすると「子供を医者にした」「子供を有名大学に入れた」というのは毒親的発想のような気がします。毒親ではないにしても、子供を自分の栄光を示す道具にしているようで嫌な感じです。

そもそも子供は医者になりたかったのか?

有名大学に入りたかったのか?


子供の人生の主役は子供にあるんじゃないのかな...

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