by保育士 絵本の読み聞かせより「紙芝居」のほうが人気があるという事実
あけましておめでとうございます。
だいみにです。ドイツで暮らしている保育士お母さんです。
今日は子供たちに大人気の紙芝居について書きたいと思います。
私は補習校の年長さんクラスの担任をしています。
ドイツに住む子供たちに、遊びを通して日本文化や日本語を教えています。
今期はコロナの影響で、教室で授業ができたのはたった1回だけ。4月からいきなりオンラインでの授業の始まりとなりました。もしかして3月まで状況がよくならなければ、このままオンラインで終わりになってしまうかもしれません。
私が勤務している補習校は、100巻以上の紙芝居を保有しています。かなり古いものもありますが、状態もよく毎週の授業で本当によく重宝されています。
紙芝居は日本に住んでいない子供たちが、日本の文化について知ることができるとてもよい媒体です。もちろん本でもよいのですが、どういうわけか紙芝居のほうが子供たちが集中して見てくれている気がします。オンラインの授業でも、教室の授業と同じようにカメラを通して直接紙芝居を読んでいます。子供たち全員の興味深そうなかわいい目が画面に映っています。その表情からお話に入り込んでいるのがよくわかります。
私は授業が始まるまでに、一度紙芝居を下読みします。10歳の次男がいると必ず見にやってきます。ヤジを飛ばしながら見ていますが、小学校中学年の年齢でも紙芝居には興味を引きつけられるようです。本だと近づいて来ませんから。
将来子供に本をたくさん読んでもらうために、まず大人がたくさん読んであげるのが一番です。本に飽きてしまった子供たちには、次は紙芝居という手があります。