ドイツのインターナショナルスクールの英語(国語)の授業って?①
こんにちは。だいみにです。ドイツで暮らしています。
今日はインターナショナルスクールに通う16歳の長男の英語(国語)の授業について書きます。
私たちはドイツに住んでいますが、長男はインターナショナルスクールに通っているので英語は外国語ではなく国語として勉強します。
学年が上がってくると、日本の国語と同じように倒置や比喩などの表現技法を習得し、その応用編として小説を書く授業があります。
自分の英語力をひけらかすために書く英検やIELTSのエッセイとは違い、小説の最重要ポイントは隠喩だそうです。
ミステリーに挑戦している長男。
長男「昔殺し屋やったけど、心入れ替えた人の顔ってどんな感じかな?」
私「どんな顔って言われても...。まあ『ザ・たっち』みたいじゃない感じ?」
長男「調べたら殺し屋の人って指に傷があるねんて。引き金を引くときにできるらしい。指に傷がある人って殺し屋のイメージ湧く?」
私「いや全く...。指に傷がある人から殺し屋を連想するのはそっち系の人だけやろ。」
グーグル先生に聞けば聞くほど、情報が本格的過ぎて一般人にはわからない世界へ。
長男「夜、女の人の後をつけてる男の人ってどんな風貌?」
私「ドラマとかやったら帽子を深々と被ったいかにも怪しい人が出てくるけど。」
私の発言が採用され、長男は小説の一部に「帽子を深々と被った男が...」と書き込みました。
ところが...
長男「お母さん、先生に訂正された。『帽子を深々と被った男』はあかんねんて。先生が『黒いコートに黒いマフラーをした男』のほうがいいって。」
私「えー!『黒いコートに黒いマフラーをした男』?『帽子を深々と被った男』のほうが断然それっぽいのに。」
長男「文化の違いかも。『帽子を深々と被った男』が女の人の後をつけるのは日本だけなんかも。」
日頃から文化の違いはしょっちゅう感じているけど、まさか女の人の後をつける人にまで文化の違いがあるだなんて...。