【現地校入学編】海外旅行では味わえない生ドイツ②
こんにちは。だいみにです。
ドイツから発信しています。
主人の駐在に伴って家族でドイツに来て3年目になります。
到着してからの数週間は、ドイツはまるで宇宙のようでした。
ドイツ語がわからないせいで、当時7歳の次男のサッカークラブの登録でさえ大汗の大仕事でした。
大汗の状況はこちら。
もしかしてドイツに住むにはドイツ語が必要なのかも...
あたりまえのことにやっと気づいたのでした。
そしてさらなる不安が。
次男がドイツ語がわからないままだと近所で友達ができないかも。ましてやサッカーチームでなんかやっていけるのか!?
私の子育て持論は、小学校低学年までは子供は友達と絡んでなんぼ!なんです。遊びや集団スポーツのなかで、子供は机上の勉強では学べない心の勉強をするんです。
ならばドイツの学校に行かないと...
しかし出発前の調査だとドイツ語ができないとドイツの小学校には入れない。(←グーグル先生による)
もう当たって砕けろで、校区の小学校をHPで調べ校長先生にメールをしました。英語文と念のためグーグル翻訳したドイツ語文も貼り付けました。すると校長先生から一度話をしに来るようにとの返信がありました。
お会いすると校長先生に『日本人学校があるのになぜドイツの学校に入りたいのか』と訊かれました。当然の疑問だと思いました。私は熱く自分の持論をお話し、ドイツの小学校で学ばせてほしいとお願いしました。
校長先生のご配慮により入学を許可していただき、2枚の書類をその場で書き、拍子抜けするほど簡単に次男はドイツの小学校に通えることになりました。まさかドイツの小学校入学が少しの勇気と強い押しで叶うだなんてびっくりでした。次男は日本人学校では2年生でしたが、全くドイツ語が話せないため1年生から始めることになりました。
次男にとって3度目の1年生でした。カナダの学校と日本の学校の両方ですでに1年生を経験していたんです。(カナダの小学校は日本より1年はやく始まるため)
本人もドイツの学校に転校することに前向きだったとはいえ、
何回1年生せなあかんねんってなかんじでした。
それでも転校を決めたのは、カナダの学校の自由なイメージがドイツの学校にも当てはまると思ったのでしょう。チームでサッカーをするにもドイツ語が不可欠だと気づいていたようです。
新学年が始まる9月に、1学期だけ通った日本人学校から近所のドイツの小学校に転校しました。1年生からだったので、ドイツの伝統的なSchultüte(文房具やおやつを入れる大きな円錐の入れもの)を入学式の日に持っていく準備もしました。どんなのがいいのかわからず、お店で一番たくさんあるものにしました。
馴染みのない伝統に翻弄されながら、必死すぎてそれを楽しめる心の余裕がまだその時にはありませんでした。
↑ Schultüteはこんなかんじでランドセルと一緒に売っています。
↑ 新1年生はSchultüteを持って映画館に行くといいことがあるらしいです。
ドイツの学校に入ってからのさらなる苦難はこちら。