ドイツのグラム300円以下のステーキ肉がサイコーだったという事実
お題「#買って良かった2020」
こんにちは。だいみにです。
ドイツで暮らしている16歳と10歳の男の子のお母さんです。
今日は今年買ってよかったものについて書いてみたいと思います。
ドイツは、只今2回目のロックダウンの最中です。
レストランもヘアサロンもボーリング場もスケート場もプールも閉鎖しています。2家族以上、そして5人以上は集まってはいけないので、子供のサッカーの練習もお休みになっています。でもありがたいことに、子供は時々外で友達と遊べています。
3月の1回目のロックダウンは、もっと厳しいものでした。
出歩くのは基本的に1人。(同伴が必要な場合のみ、家族か家族以外の1名は認められる)
2人以上で出歩いていると警察に声をかけられるほどでした。公園はkeep outの黄色いテープで囲まれ、遊具は使えないように紐で縛られていました。子供は友達と外で遊べず、家でたいくつな毎日を過ごしていました。
そんな軟禁状態のような日々だと落ち込む一方です。何か楽しみを見つけないと!
限られた外出先である近所のスーパーで、家族が喜ぶ何か目新しいものを買いたい気持ちがありました。
私は、普段全くと言っていいほど高いものを買いません。子供が小さいとき、お店に並んでいる高そうなものは飾りだと教えていたぐらいです。
その日もお肉売り場で、いつものように安いトレーに入ったお肉を吟味していました。ところが一瞬、いつも素通りしているパック入りの「高そうなステーキ肉」が目に入りました。しかもちょっと霜降りっぽい。
ドイツの牛肉は赤みが多く、とにかく硬いのが特徴です。通常スーパーには薄切り肉は売っておらず、お肉屋さんで切ってもらうしかありません。しかしコロナ禍でわざわざお肉屋さんに行くのもどうかと思っていました。
その「高そうなステーキ肉」が、もし柔らかくて美味しかったら子供たち喜ぶだろうな..と想いながら裏返して値段を確認しました。
えっ。安!
なんとステーキ肉がグラム300円以下。しかもおいしいと聞いたことがあるアイルランド産。これはコスパ良すぎではないか!
早速購入し、念のため塩麹にしばらく浸してから焼いてみました。
な、な、なんと柔らかい! サイコーのステーキでした。
しばらく外食も、外出さえしていなかった子供たちも大喜びの夕食となりました。
コロナ禍のロックダウン中でなければ絶対買っていない、ましてや値段さえ確認していないであろう「高そうなステーキ肉」。実は安かったことがわかり時々カレーやビーフシチューとなって食卓に上がるようになりました。
コロナ禍でこの年末年始は日本に帰省することができません。かと言ってドイツでおせちの材料もそうそう見つけられません。この「高そうで実は安かったステーキ肉」で、わが家はいつもと違った洋風のお正月となりそうです。