ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

by保育士 家庭での親子関係で大切な3つのこと

こんにちは。だいみにです。

10歳と16歳の男の子の保育士ママです。

保育士をしていると、ときどき疲れ果てた親御さんに遭遇します。

「子供が家ではやりたい放題で困ります」

「子供が家では全然私の話を聞いてくれないんです」

「子供が家ではマイペースで私だけがいつも焦っています」

基本的に家は自由に過ごせる場所であってほしいのですが、だからといって野放しというわけにもいきません。
今回は家庭での親子関係で大切な3つのことを挙げてみます。

 

1、危険なことは大声で真剣に注意します

例えばこんなとき

・上の子が赤ちゃんの上に乗っかろうとする

・道を歩いていて、子供が繋いでいる手を振り払って走り出す

いつもとは違う大声を出して大変な事態だということを子供に知らせます。
子供は人生経験が未熟なため、次に何が起こるか想像できないことが多いのです。
事故が起こる前に、また二度と危ないことをしないために、子供が泣いても構わないので厳しい口調で話します。

 

2、絶対に子供を叩いてはいけません

親が子供を叩いていると、子供も親や友達を叩くようになります。
子供が危険なことをしたとしても、叩いてわからせることはできません。子供は叩かれたことしか記憶に残らないからです。
 

3、子供を親の思い通りにしようとしてはいけません

子供にも子供なりの好みややり方があります。親の考えと違うのは当たり前なのです。子供は親の思い通りにはなりません。

しかし時間がないときやどうしても何かをさせないといけない場合は、ちょっとトリッキーなテクニックを使って子供を動かしてみてください。 

① 選択制にして子供に選ばせる

例えばこんなとき

・人参を食べてほしい

「大きいのと小さいのどっちがいい?」

・公園で帰る時間なのにもっと遊ぶと言って帰ってくれない

「今すぐ帰るのとあと3回滑り台すべってからとどっちがいい?」

自分で決めたと思わせることが大切です。
「どっもいやだ」と言われたときは、「じゃあお母さんが選んでいい?」と言うと選んでくれます。

② 競争にする

例えばこんなとき

・出発時間が迫っているので早く服を着てほしい

「お母さん(兄弟)とどっちがはやく着れるか競争だよ。よーいどん」

・おもちゃを片付けてほしい

「お母さん(兄弟)とどっちがはやく片付けられるか競争だよ。 よーいどん! (運動会の曲アカペラ)」

子供は誉められるのが大好きです。うまく誉めてあげられる場面を作って、こちらの要求を満たしてもらえると万々歳です。

 
子育て真っ最中のときは、子供に振り回される毎日がエンドレスであるかのように感じます。しかし子供は日々成長していきます。気づけばご飯もほとんどこぼさなくなり、朝の準備もひとりでできるようになっています。

いつか丸で描いたアンパンマンの絵が懐かしく思える時がきます。

子供が家でリラックスして過ごせるのは、親御さんの広い心のおかげです。

 

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