ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

【ミニマリスト】の私が考える【マキシマリスト】の主人について

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

モノに興味のある主人の部屋には、「ほんまにそんなもん要るんかな」と思われる信じられないモノがめちゃめちゃがあります。

 

こちらもぜひ。

daimini.hatenablog.com

 

主人の部屋の本棚にはこういったモノが所狭しと並んでいます。

何十年も前に行っていた大学のファイル、何十年も前にリタイヤしたペン字通信講座の練習冊子、何十年も前にリタイヤしたNHK中国語講座の冊子、過去に読んだ自己啓発本やビジネス本、大量の10年以上前のビジネス雑誌などなど...

どれもこれも3年前の引越しでわざわざ日本から持ってきました。


いったいドイツまで来てどの本を読んでいるんだろう。

考えてみると、主人はこういった(自分の)モノに囲まれていることに幸せを感じているんじゃないかと思うようになりました。
要らないものはさっさと捨てる私には到底理解できない幸せ探しなので、この結論に達するまで長いことかかりました。

本棚以外にも

靴入れに入りきらない大量の靴、ネットで買って小さすぎたから息子にやると言ったけど断られた靴、買っただけで誰にも送らない絵はがき、子供に食べられないようにキープしているカップ麺、引越しの時の段ボールにまだ入ったままの何かなどなど...

 

そして極めつけはこれ。

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おそらく2年後また日本に帰るというのに、なぜ小銭を集めているのか...
引越しのときに困るのが目にみえてます。
でも買い物から帰ってきたら、いそいそと小銭をクローゼットに置いている主人を見ると批判するのもなんだかなぁと思い放置しています。2年後、めっちゃ大量の重たい小銭の大群になっていることでしょう。

 

これを書きながら大昔のことを思い出しました。

15年前初めての海外引越しのとき。
当時主人は、押し入れに眠っていた大量のカセットテープ(自分が学生の頃ダビングしたもの)を「捨てない!」と言い張りました。
「プレイヤーももうないのにどないすんねん。そんなもん!」と呆れた記憶があります。

それ以来そのカセットテープを見ることはありませんが、引越のたびに移動される主人が管理している開かずの段ボール数箱のどこかにあると推測されます。日の目をみることもなく、2年後また船に乗せられ新転地へ運ばれていくことでしょう。

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主人よ!幸せ探しは過去やなくて未来でやってくれー!

 

イギリスのEU離脱が太り過ぎて制服がぱつんぱつんになったうちの子にまで影響が

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

インターナショナルスクールに通う長男はロックダウン中の2か月間、オンライン授業だからといってこの上なくだらけた生活をしていたせいで、制服がぱつんぱつんになってしまいました。

今日でぱつんぱつんの制服での登校2週間目となります。

 

 

ぱつんぱつんの制服を着て久しぶりに学校に行った様子はこちら。

daimini.hatenablog.com

 

先々週末、学校からとうとう教室授業が始まりそうだとの連絡を受け、長男のあまりの体形の変化に恐れを感じ、制服を着てみるように促しました。

案の定入らない!急いで新しい制服を注文しました。

長男のインターナショナルスクールはイギリス系の学校なので制服もイギリスの業者に注文します。今まで何度か注文したことがあるのですが、いつも対応が早く注文後2、3日で届いていたので、ぱつんぱつんの制服でもどうにか身にまとえれば我慢するのは数日だろうと思っていました。

ところが配達予定日の火曜日を過ぎても全く届く気配がありません。配達業者の追跡記録を見ても、月曜日にドイツ(のどこか)に着いたところまでの情報しかなく一体どうなっているのかと思っていました。

そうこうしているうちに、制服のズボンの布はどんどん薄くなりおしりの部分の毛玉がなんとか裂けるのを食い止めてくれているようでした。

とうとう週末になっても制服は届きませんでした。制服業者に問い合わせてみるとびっくりする回答が!

"Thank you for your email and please accept my sincere apologies for the ongoing delays. 

Since the departure of the UK from the EU, there have been significant issues with shipments into European countries whilst customs and companies adjust to the changes. Whilst this is beyond our control, we have been in frequent contact with our carrier DHL who have advised us that there is a significant backlog in Germany due to BREXIT, and have asked for our patience whilst they try to work through this.  

I appreciate that this is very frustrating, but please be assured we are working with DHL where possible to ensure that your parcel is delivered as soon as possible.

Please accept my sincere apologies once again for the inconvenience this is causing.

Kind regards,"

「…イギリスがEUを離脱してから、税関と企業の新しいルールの適応によって、ヨーロッパ諸国への荷物の出荷に重大な問題がおこっています。私たちにはどうすることもできないのですが、BREXIT(イギリスのEU離脱)のせいでドイツで通関待ちになっている荷物がたくさんありますと配送業者から連絡を受けています...」

 

えー!まさかBREXIT(イギリスのEU離脱)のせいだったとは!
今までEU間では自由にものの移動ができていたのに、BREXITのせいでイギリスからの荷物には内容や数、それに金額などを申告する「通関手続き」が必要になり、そこに時間がかかっているようです。

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いままで何の疑問もなく流れていた荷物が突然チェックされるようになるなんて...
一番「わけわからんわ」と思っているのは税関で働いている人なのかもしれません。

というわけで、待つしかないということが分かりました。

 


長男は今日からテストが始まります。

そんな窮屈な制服で大丈夫かなと心配している私を横目に、長男は制服よりテストのことのほうが気になっています。

朝家を出るときに一言残して行きました。

「今回のテストでやる気スイッチが入ったらええねんけど」

っていうかテスト今日やし。スイッチ入れるの自分やし。

 

子供が『鉄』っていう字がかわいそうやと思う理由

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

ドイツの学校に行っている次男が、数年後の帰国に向けて日々漢字練習に励んでいます。

 

次男「お母さん、『鉄』っていう字ってかわいそうやな。だって『金を失う』って書くんやで。」

言われてみれば。ほんまやな。

今まで「鉄」という字の気持ちまで考えたことなかったけど、確かに気の毒な感じ。

気になったので成り立ちを調べてみました。

「鉄」は「鐵」が略されたもので、ツクリは「大きな矛(ほこ)」を意味している。「大きな矛の材料となるくろがね」の意味から「鐵」となり、そのもう一つの字形である「銕」が変形されて「鉄」となった。「新漢語林」より引用

 

どうやら昔は「失う」という字ではなかったようです。だから「金を失う」わけじゃないので別にかわいそうじゃないんです。

それはそうといろいろ調べているうちに、今まで全く気付かなかった真実に出会いました。

今ではJRとよばれている日本旅客鉄道株式会社。
社名に使われている「鉄」という字は「金」+「失」ではなく「金」+「矢」(や)になっているようです。

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次男が言うように「金を失う」名前は縁起悪いですもんね。

最近次男のおかげで「へー」と思うことが多くてなんか楽しいです。

 

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私の人生をネガティブに変えたひとりの女性

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

今回は私の人生をネガティブに変えたひとりの女性について書きたいと思います。

 

今までの人生の中で、ひとりだけどうしても理解に苦しむ女性がいました。
子供たちとカナダに留学していたとき、彼女の娘さんが次男の保育園に途中入園してきました。彼女も娘さんと二人で留学していました。日本人が私たちだけという狭い環境の中で、仲良くせざるをえませんでした。
その人と関わっていたときは、ただただ彼女の自分本位な不愉快な発言や行動に嫌悪感を抱きながらも我慢していました。

 彼女は幸い先に日本に帰国したので連絡を断つことで解放されました。そして数年後フェイスブックで友達申請されましたが拒否しました。もう二度と関わりたくありません。

今思うと彼女は自己愛性パーソナリティ障害だったような気がします。
自分がいかに特別で優れているかということをずっと話していました。自分だけでなく身内や友達の自慢までしていました。聞いてもないのに旦那さんの大学名や自分がかつて勤務したことがある有名企業について誇らしげに語っていました。
日常的に頼まれて車を出さされ、引っ越しの手伝いをさせられ、ホテルが高いからと言われ家に泊まられ、最後は空港にまで送らされ...さんざんお世話させられました。極めつけに日付の切れた開封済みのハムや食品、帰国のため不必要になった小銭を「子供たちに」と言って私にくれました。

私は彼女に利用され心底疲れ果ててしまいました。言葉巧みに困っていると相談を持ちかけ、助けてもらえるのが当然だと思っているようでした。まるで私は彼女を助けるために無給で雇われた馬鹿ないい人のようでした。環境が環境だけに無視できませんでした。

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彼女が私のその後の人生を変えてしまいました。
人に親切にしたり、人と深く関わったりすることができなくなりました。引っ越しして新しい環境になっても、もしかしてまた彼女のような人と出会ったらと思ってしまい、人づきあいが恐くなりました。

今では新しく知り合った人とは浅くつきあうこと、個人的ではなくグループでつきあうことを念頭にしています。へんだなと思ったらすぐに逃げられる準備をしています。
新しい人と出会うたびに疑心暗鬼になるのはよくないかもしれませんが、過去のトラウマがよみがえる気がして身震いしてしまいます。

幸い今暮らしているドイツではいい方々に恵まれ本当にありがたいです。
もう今後の人生であんなつらい目にあいたくありません。

 

ドイツの小学校の裁縫の授業って?

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

ドイツの小学校の裁縫の授業で、次男がぬいぐるみを作ってきました。

話を聞いていると、日本とは学び方が全然違うのでとてもびっくりしました。


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ドイツには日本の小学生が学校で使っているような裁縫道具セットなんてもちろんありません。先生が大量の針(布団針のような先が丸い大きな針)と糸と布と綿を教室に持って来てくれます。もちろん家庭科室なんてありません。裁縫は工作の一部のようです。

運針などの練習もありません。ぶっつけ本番でいきなり人形を作り始めます。先生が説明したことはたった1つ。縫い始めと終わりは結ぶということだけ。玉結びなんて習いません。できない人は先生やできる友達に頼んだり教えてもらったりしてなんとか頑張ります。次男の作品はところどころほつれています。

それでもみんな試行錯誤を繰り返しながら、かわいいぬいぐるみが作れています。型紙もなく自分で好きなように布を切って、好きなように縫うという至ってシンプルな作業ですが自分で考える部分がたくさんあって私は素敵な授業だなと思います。

運針練習でまっすぐ縫うことに試練を感じる前に、上手下手はともかく自分のデザインしたものが作品として出来上がる喜びを味うことができます。次男は自分で作った人形に愛着を感じ名前をつけています。そして「今度はもっと上手に作りたいから家にある裁縫道具を出してほしい」と言われました。

楽しいからやりたい!
これが一番何かを習得するために必要なことのような気がします。
すべて教えてもらうのではなく、自分で考え試行錯誤してやっとわかったり、できたりしたときはじめて楽しみが生まれてくるように思います。

「とりあえずやってみる」って結構大事なことですね。

 

ロックダウンが子供にもたらした予想外の悲劇2

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

ロックダウンによる2か月に及ぶ学校閉鎖が開けました。

やっと学校が始まっていつもの生活に戻れる!と思いきや、なんと長男が以前と全く違う体形に。

ぐーたら生活がたたり制服が入らなくなっていました。

1週間の付け焼刃ダイエットで何とかすべてのボタンはしまったのですが、ワイシャツには首絞められ、スラックスのおしりと太ももはタイツのようにぱつんぱつん。

いつはち切れるかという恐怖と共に、とりあえずそのまま学校へ行きました。

 

そのときの様子はこちら。

daimini.hatenablog.com

 

私の心配をよそに長男は意外と元気に帰ってきました。
久しぶりの学校であったことをペラペラしゃべって、ぎゅうぎゅうのはずの制服をなかなか脱ごうとしません。見てる方が苦しいので「はよ脱いだら?」と言うと、「弁当食べんかったから大丈夫」と長男。どこかがはちきれることが心配で食べられなかった様子。

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長男が持参した食べ物は、弁当、モーニングティーのドーナツ、チップス小袋。いままでだと「足らんかった」と言って帰ってくるところが、今日はなんとドーナツだけしか食べなかったと。

 

ところがジャージになったとたん「あーおなかすいた。ラーメン食べたい!」
長男は付け焼刃ダイエットのため、1週間前から食べたかったラーメンを我慢していました。見た目はともかく制服がなんとか入ったので、「もうラーメン食べてもええんちゃうか」と思ったようです。まあそれはいいのですが...

彼が食べたものを紹介しましょう。(自分でさっさと準備していました)

豚大根とゆで卵入りラーメン、締めでスープにご飯2杯。

デザートにシリアルどんぶり1杯。

 

そして「宿題するわ」と言って部屋に行ったはずなのに、なんとなんと寝てました...

「このままやと絶対あかん!明日も同じ制服を着なあかんこと忘れたんか⁉」

何回言っても反応なし。ごめんやけど諦めさせていただきました。

 

予定通りだと明日新しい制服が届くことになっています。
せめてそれまで、ボタンよ、そのままでいてくれー。
もうかなりあやしいけれど、ズボンよ、はちきれないでくれー。

こんなしょうもない心配をする人が世の中には何人いるんだろう。

 

ロックダウンが子供にもたらした予想外の悲劇1

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

ドイツはまだロックダウンなのですが、今日から一部の学校が始まりました。

次男の現地小学校では、クラスが2グループに分かれ隔日で通学します。

長男のインターナショナルスクールは学年によって教室授業とオンライン授業に分かれています。

今日から通学することになった長男。

彼は12月からの約2か月間、冬休み+オンライン授業で徹底的にズボラな生活をしていました。

 

その様子はこちら。

daimini.hatenablog.com

 

ドイツ政府の発表とともに、今週から学校が始まるとわかったのが先々週の金曜日。そして学校再開を現実としてとらえたその翌日土曜日。そしてそして太り過ぎて制服が入らなくなっていることに気づいたその翌々日日曜日。

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先週日曜日に急いで制服をオンライン発注するも、イギリス系の学校がゆえ制服もイギリスから発送されるためすぐには届きません。

長男本人も危機感から制服が間に合わないことを前提に、1週間一生懸命ダイエットに励んでいましたが、人間1週間で痩せられるなら誰も苦労しません。

 

とうとう新しい制服をGETできずに、登校日を迎えてしまいました。

かつて、たかが2か月前自分が着ていた制服を着るのにこんなに苦労するとは...
特に大変なのは、ワイシャツの首のボタンをはめることとズボンのチャックを閉めること。そしておしりと太ももがぱつんぱつんなため座ることも危険な行為とみなされそうです。

どんな状況になろうと、学校には行かねばならぬ!

「破れたらすぐ帰ってくるからな!」と捨て台詞を吐いて長男は出て行きました。

「破れてからではおそいんちゃう!?」と思ったのですが時すでに遅し...
念のため「体操ズボン持って行けば」って言えばよかったと後悔しています。

 

もうすぐ15時になりそうですが長男はどうしているのでしょうか。学校のパソコンの長男のメールアドレスに「大丈夫?」と送っても音沙汰がありません。

久しぶりの学校なうえ、めっちゃ窮屈な制服を着て我慢し、いつ破れるかわからない恐怖を感じながら授業を受けている長男は、はたして大丈夫でしょうか…
自業自得とはいえ心配です。

 

 

 その後はこちら。

daimini.hatenablog.com