子供が『鉄』っていう字がかわいそうやと思う理由
こんにちは。だいみにです。
ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。
ドイツの学校に行っている次男が、数年後の帰国に向けて日々漢字練習に励んでいます。
次男「お母さん、『鉄』っていう字ってかわいそうやな。だって『金を失う』って書くんやで。」
言われてみれば。ほんまやな。
今まで「鉄」という字の気持ちまで考えたことなかったけど、確かに気の毒な感じ。
気になったので成り立ちを調べてみました。
「鉄」は「鐵」が略されたもので、ツクリは「大きな矛(ほこ)」を意味している。「大きな矛の材料となるくろがね」の意味から「鐵」となり、そのもう一つの字形である「銕」が変形されて「鉄」となった。「新漢語林」より引用
どうやら昔は「失う」という字ではなかったようです。だから「金を失う」わけじゃないので別にかわいそうじゃないんです。
それはそうといろいろ調べているうちに、今まで全く気付かなかった真実に出会いました。
今ではJRとよばれている日本旅客鉄道株式会社。
社名に使われている「鉄」という字は「金」+「失」ではなく「金」+「矢」(や)になっているようです。
次男が言うように「金を失う」名前は縁起悪いですもんね。
最近次男のおかげで「へー」と思うことが多くてなんか楽しいです。