ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

ドイツのレジで頭がパニックに! ドイツ語の数字の読み方が異次元すぎる

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らして3年になります。

買い物でレジの人に言われる金額が、いまだにいくらかわからないことが頻繁にあります。
 

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そのわけはドイツ語では20以上の2桁の数字は1の位を先に読むからなんです。
しかもその間にund(and)を挟むからまたこれ長くなるんです。
こんな具合に

21はeinundzwanzig
ein(1) + und(and) + zwanzig(20)

97はsiebenundneunzig
sieben(7) + und(and) + neunzig(90)

日本語も英語(twenty one)(ninety seven)も前から読みますよね。
英語とドイツ語は似ている語も多いのですが、とにかく後順が違うところが嬉しくない特徴です。
50歳になって突然ドイツ語を覚えるハメになった私はこの異次元なきまりにどうしても慣れず頭が混乱してしまいます。


レジで100ユーロ以上買い物することはほとんどありませんが、100を越えるともう全く頭が働きません。なぜなら後順が前後するんです。
こんな具合に

125はein­hundert­fünf­und­zwanzig
ein(1) + hundert(100) + fünf(5)+ und(and) + zwanzig(20)

理屈では理解できていても、瞬時に言われると後半部分を頭の中で入れかえることができず????になってしまいます。どう考えても英語(one hundred twenty five)のほうがシンプルでいい気が...。


しかもレジではユーロとセントを続けて言われるので正直もう諦めの境地です。
こんな具合に

56,87€(56ユーロ87セント)はsechsundvierzig siebenundachtzig
sechs(6) + und(and) + fünfzig(50) + sieben(7) + und(and) + achtzig(80)

情けないことにレジではいつもレジの表示を見るか、見えないときは大きいお札を出してその場をしのいでいます。英語(fifty six eighty seven)だとこんなに短い!
 

普通に前から読んだほうがスムーズな気がするんですが...
外国人泣かせですよねー。
 

外国暮らしで一番つらいこと

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

今日は外国暮らしで一番つらいことを書きたいと思います。

 

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それはずばり子供の学校とのやり取りです。
長男はインターナショナルスクールに通っているため英語で、次男はドイツの学校に通っているのでドイツ語でやり取りしないといけません。特に今年は二人の学校の先生と親が話し合う必要がある機会が多いので、私はもうへとへとです。

長男はこの9月からIB(インターナショナルバカロレラ)が始まるので教科選択に追われています。英語でのオンライン説明会だけでいっぱいいっぱいの私。そのうえ長男の学校には日本語の先生がいないので日本語を取りたければ自分で先生を見つけないといけません。そのことでさらに長男の学校のコーディネーターの先生とのミーティングがあり、予想以上に英語を使う必要があります。できることならこんな下手な英語を人様にさらしたくない...しかしやらねばなりません。長男の人生がかかっています。

次男は今4年生です。ドイツのこの地域では4年生で小学校を卒業し、9月に始まる5年生から成績によってみんなばらばらの学校に進学します。そして今まさに学校選びの真っ最中です。ドイツ語での説明会だけでいっぱいいっぱいの私。そのうえ次男はまだドイツ語が弱いので先生と相談しながら学校選びをしないといけません。私はドイツ語がわからなさすぎるので(一応勉強したのですが...)先生に英語で話してもらえるようお願いしても途中からドイツ語と英語が混ざって更に難解になります。しかしやらねばなりません。次男が無事進学できるかがかかっています。

よりにもよって二人の子供が同じ時期に大変なときを迎えてしまいました。惨めでも何でも、先生と話さないと子供にとって最高の選択ができません。

もっと若い頃に勉強しとけばよかったなぁ...はあ。

ドイツで見つけたキリン一番搾りの秘密

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしています。

旦那がキリン一番搾りを買ってきました。


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輸入だと思いこんでいたのですが、表示が日本語ではない。

よくよく見ると、なんとドイツで製造されていることがわかりました。

どうやら「キリン一番搾り」は2010年からドイツで製造を開始したとのこと。

ビール大国ドイツでこんな繊細なビールを作っているだなんてなんだか意外でびっくりしました。しかも500ml約2.08ユーロというと約270円。日本と同じくらいの価格です。

缶をお店に持って行くと25セントが戻ってくるPfandもついています。
もっと市場に出回ってもいいと思うのですが、実際スーパーで見ることはほとんどありません。日本食レストランでは普通にあると思いますが。

ドイツでは水よりビールのほうが安いと言われているくらい、ビールは安くてたくさん飲むものという印象があります。
一番安いビールは500ml50セント以下でもあります。65円でビールが飲めるドイツでは270円の「キリン一番搾り」はちょっと高く感じるかもしれません。


実際ドイツのビールとは全然違う味わいなんですが。
ドイツ人にわかってもらえるかな...

ドイツの小学校に通う子供の連絡帳が大変なことに!

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

現在4年生の次男は、2年生からドイツの学校に通っています。

ふと見かけた次男の連絡帳が大変なことになっていました。

 

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言葉は道具とはよく言ったものです。
連絡帳の内容は、先生が言われた内容を瞬時に書き取ったものなので、最初に頭に浮かんだ言葉や文字を書き留めています。
第一言語が日本語である次男はところどころ日本語になっています。


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なんと!ほんの数文字しかない日本語間違えてる...

ドイツの「ツ」が「シ」になってる!ドイシって何やねん!
「ツ」と「シ」のまちがえは、小さい頃からもう何回指摘したかわかりません。たぶん100回は優に超えていると思われます。いったいいつわかってくれるんでしょう。

そして漢字があることに驚いたのも束の間。
「歌」という字がちょっと違う!一瞬騙されそうになりました。
漢字が最初に頭に浮かんだところまではサイコーだったのですが...

 

極めつけにバイエルンの歌「バーン」って何なんでしょう?

 

by保育士 子供のけがを未然に防ぐ 見逃しがちな4つの注意点

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子の保育士お母さんです。

子供にはたくましく育ってほしいと思いながらも、けがをしてほしくないのは全ての親御さんの願いですよね。

 

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                          「伸芽’Sクラブ」より引用

 

 一般的に気をつけないといけないことはいろいろなところに掲示されています。

ここでは見逃しがちな注意点4つを紹介します。


1.ヘルメットの留め具

幼児を自転車に乗せるときは必ずヘルメットをかぶせましょう。気をつけないといけないのはヘルメットをかぶせるとき。留め具を止めるときは必ず子供の首と留め具の間に指を入れてはめるようにします。幼児の皮膚は柔らかいので留め具に挟まりやすいので要注意です。


2.水着のファスナー

幼児の水着でファスナーがついているものは注意が必要です。ヘルメットの留め具と同様、必ず子供の肌に触れる側に指を這わせながらファスナーを動かします。


3.ドアの蝶番

子供は何の疑問もなくドアの蝶番に手を持っていきます。ドアだけでなく戸棚や窓の蝶番も要注意です。戸を開け閉めするときは子供が近くにいないことを確認してから行ってください。


4.腕が抜ける

肘内障になりやすい子は特に注意が必要です。手をつないで遊んでいただけでも起こります。1度でも肘内障になったことがある場合は、保育園や幼稚園に必ず報告しておきましょう。深刻な怪我ではありませんが、お医者さんに行くまで激しい痛みを伴うので未然に防ぐのが一番です。

 

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子供は何度も転びながら歩けるようになります。実際子供の成長に些細な怪我はつきものです。とはいえしなくてもよいけがもあります。親の不注意で起こった子供のけがは、子供の傷が癒えても親の心にはずっと残ります。申し訳ないと思うことがないよう注意して安全に過ごせるよう心がけましょう。

 

ドイツの小学4年生の国語の授業がおもしろい

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

ドイツの小学校に通う次男が、なんだか最近楽しそうに国語(ドイツ語)の勉強をしています。

 

 

次男は2年生からドイツの学校に行き始め、今は4年生。最高学年になりました。ドイツは4年生で小学校を卒業し5年生から新たな学校に通います。

今まで国語の時間はさんざん文法を習っていて外国人の次男はその難しさにうんざりしていました。そんな中、先週突然「学校で本もらったから読まなあかん」とカバンから本を出してきました。どうやら126ページの本まるまる1冊を勉強するようなのです。本を読みながら問題プリントを解いていきます。問題プリントも48ページとかなりのボリュームです。


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結構大変そうなのに次男はなぜかうれしそう。
どうやらこの勉強方法はかなり子供の興味を引いている様子です。

その理由は、お話がどんどん進んで退屈しないからだと思います。
このお話は主人公がドイツの都市を移動していくのですが、まずプリントの地図で都市を確認してから読み始めます。出来事を追いながらいろいろな手段で理解を深める工夫がしてあります。


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日本の学校は教科書を使って勉強するので、本1冊をまるまる勉強するなんてちょっとびっくりしますよね。日本では学年ごとに覚えないといけない漢字が決まっているので、漢字習得を目的に教科書の内容が決められているのだと思います。教科書にはいろいろなお話の一部があっていいのかもしれませんが、前後を完全に理解しないでそのお話の内容について考えるのは案外難しいことのように思います。

さらに普段長いお話を読みなれていない子供たちにとっては、夏休みの読書感想文の宿題は苦痛以外のなにものでもありません。本を頑張って読み終えたとしても、そんな長いお話に対してどんな感想を書けばいいのか...普段学校では勉強していないことだから難しく感じるのでしょう。


そう考えると、本を1冊読み切ったという達成感を味わえるだけでなく、完全にすべての内容を理解できるドイツの国語の学習法は、日本の夏休みの読書感想文の代用であってもいい気がします。まず内容がきちんと理解できていないと、ましてや感想なんて書けないですもんね。
とはいえ伝統的な夏休みの宿題の代表格を、今から代えるのはそれこそ難しいことなのかもしれませんが...

イギリス系インターナショナルスクールの試験って?

こんにちは。だいみにです。

ドイツで暮らしている10歳と16歳の男の子のお母さんです。

イギリス系のインターナショナルスクールに通う長男は只今試験真最中です。

学び方も試験のやり方も日本の学校と全然違っていて興味深いです。

 

 

長男の学校ではIGCSEというイギリスのカリキュラムに則って、日本の中3と高1の学年で自分で選択した科目を勉強します。そして高1の最後に成績となる最終試験があります。

今週と来週はその模擬試験です。実際は試験の練習という扱いなのですが、昨年はコロナで本番試験がなくなりこの模擬試験で成績が判定されたと聞き、もしかして今年もそうなったら...と恐怖を抱き、とりあえずがんばっとかなあかんという結論に。

普段から長男の学校ではパソコンを使って勉強をしているのですが、試験でもライティングなどはパソコンで打ち込んで解答します。いつもと違う学校のパソコンを使うのでやりにくいそうです。でも先生にとってはありがたい仕組みです。生徒の癖のある手書きよりよっぽど読みやすいと思います。

教科によって試験時間はまちまちなのですが、2時間超えの教科もざらにあって試験中の集中力を維持するだけでも至難の業です。

 

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今朝、試験に向かう長男に相談されました。

長男「試験中、集中力切れたらどうしたらいいと思う?」

私 「顔ぱちぱち叩いたら?」

長男「顔の表面だけで効きめない」

私 「じゃあ頭グーパンチは?」

長男「脳しんとう起こしそう」

私 「ならお尻とか」

長男「変態かと思われる」

 

 

帰宅後、

長男「やっぱり集中力切れた。試験中、YOUTUBEのこと考えちゃった」

私 「...(まじか)」