ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

4時間目は「おなかがすいて力がでないよー」

こんにちは。だいみにです。ドイツ暮らし3年目です。

インターナショナルスクールに通う16歳と、ドイツの小学校に通う10歳の2人の男の子のお母さんです。

今日は子供たちの食事事情について書きたいと思います。


ここでは基本的に子供は1日5食です。
朝ごはん、午前のおやつ、昼ごはん、午後のおやつ、晩ごはん。
日本との大きな違いは午前のおやつです。

それにしてもどうして日本の学校では午前のおやつがないんでしょう。

40年以上前の私の小学生の頃の記憶に、4時間目に耐えたあの虚しい空腹感が感覚として残っています。授業はうわの空で、とにかく給食のことばかり考えていました。

長男の日本の小学校低学年時代、「給食のおかわりをしたくて早食いし、おまけにおかわりをたくさん入れすぎて吐きました」という先生からの電話が数回ありました。当時は「ああ恥ずかしいっ! 勘弁してよー」と思ったのですが、長男の気持ちは経験上理解できなくもありません。

私の滞在した外国(ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、ドイツ)の学校では、すべて午前のおやつの時間がありました。オーストラリアやカナダの語学学校や市民学校では、生徒も先生も、休憩時間だけでなく授業中でも野菜スティックやサンドウィッチを食べていました。初めてその光景を目にしたときはびっくりしましたが、勉強のモチベーションは最後まで保たれるので、それもありかなと思います。

『腹が減っては戦ができぬ』という諺があります。昔の人も「おなかがすいて力がでないよー」と嘆いていたはずなのに、なぜ日本の学校には午前のおやつの時間が習慣にならないんでしょうねぇ...

 

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 午前10時頃、長男のインターナショナルスクールではmorning tea、次男のドイツの学校ではBrotzeit(パンの時間)があります。
名前の通りサンドウィッチなどのパンを持って行きます。うちで頻出のサンドイッチはLeberkäse(分厚いハム)を少し硬い小パンに挟んだもの。おやつとは思えないボリュームです。それとまるままのフルーツ。朝から包丁を使わなくていいのでありがたいです。