ドイツ暮らし保育士お母さんの気づき

ドイツで暮らしている2人の男の子のお母さん&保育士です。海外生活で起こる(かもしれない)ことや親子の会話をサクッと読める記事にしています。育児や保育に関すること、趣味の日本語研究と人間観察なども...

子供の夢を壊す「お年玉」にならないために

こんにちは。だいみにです。ドイツで暮らしている、10歳と16歳の男の子のお母さんです。

今日は新年にちなんだお題「お年玉」について書きたいと思います。

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日本の子供たちのお正月の楽しみといえば「お年玉」ですよね。
私たちは今年のお正月は日本に帰省できなかったので、子供たちはおばあちゃんやおじさん、成人している姪たちから「お年玉」がもらえなくてがっかりしています。次回の帰省のときまでちゃんと置いておいてくれると思いますが。

私の子供の頃も「お年玉」には特別な期待感がありました。父も母も兄弟が多かったので結構がっぽりいただけた記憶があります。私はセコい子供だったので、「お年玉」ではほとんど何も買わず、母にお願いして銀行に預金してもらっていました。

一方、主人の「お年玉」の記憶はちょっとかわいそうなものでした。主人の両親にとって「お年玉」は、お正月の儀式的なものだったらしく、もらった「お年玉」は親に返し、親戚の子の「お年玉」に使われていたらしいです。なので「お年玉」に対して特別な感情が何もないようです。
それを聞いたとき私は仰天したと同時に、主人がとても気の毒に思いました。一体、何のための、そして誰のためのお年玉なんでしょう!
人や家庭によって常識は違うので仕方ないと思いますが...

かくいう私も、結果的には同じ状況に陥りました。母にお願いしていたはずの「お年玉」貯金が、どういうわけか行方不明に。理解に苦しみましたが、気が付いたときは私はもう働いていたので諦めがつきましたが...。

子供たちには私たちが経験した悲しい「お年玉」にならないよう、いただいた「お年玉」はきちんと銀行に預金しています。
子供たちが生まれた時に作った、いただいた出産祝いのための個人口座に、継続的に「お年玉」や入学祝いなどを預金しています。子供たちが大きくなった時、自分名義の口座があるとやりたいことの足しになるといいなと思っています。

主人も私も、「お年玉」に関しては少し残念な子供時代となってしまいました。それが故に、日本に住んでいない我が子たちに「お年玉」の日本の慣習をできるだけ楽しんでほしいと思っています。