英語を勉強する本当の意味とは
こんにちは。だいみにです。
ドイツで暮らし始めて3年目になります。
長い間英語を勉強してきて、やっとわかったことがあります。
今回は私の英語勉強の軌跡について書きます。
私はオーストラリア、カナダでも長期滞在をしていました。
「英語圏の外国にいたんだから英語できるんでしょ!?」と思われる方もいるでしょう。
いえいえ、そんなことはありません。
実際、今の私の英語力は自分に関係のある日常会話はできるが、それ以外は難しいというところです。
私が初めて真面目に英語を勉強し始めたのは28歳の夏でした。結婚を機に、それまでおじさんのように働いていた営業職を辞め、関西から関東に引っ越しました。やっと自分の時間ができたので、聴くだけで英語が話せるようになるCDとやらを聴いてみることにしました。が、聴けども聴けどもちんぷんかんぷんのまま。騙されたというか、そんなうまい話ないわなと冷静になり、英語を真剣にやってみようという気持ちになりました。
生まれも育ちもド田舎なので、外国人に遭遇する機会もないまま大人になり、英語というものは学校の教科の1つだとずっと思っていました。23歳でオーストラリアに旅行したとき、トイレで英語で話しかけられ、恐怖のあまり走って逃げた経験があります。
そんな私が何を血迷ったか28歳でスパルタ英語学校に行くことを決心。2年ほどの勉強でなんとなくわかった気になり、その後3ヶ月単身ニュージーランドに語学留学をしました。しかしホームステイ先でも学校でも何も話せず撃沈。
ニュージーランドから帰国して8年後、主人の海外赴任でオーストラリアへ。現地の語学学校に行き、その語学学校の図書室で仕事をさせてもらいました。2年滞在したにもかかわらず、あいかわらず話すと緊張してしまい、あまり進歩を感じませんでした。
オーストラリアから帰国して5年後、今度は2人の子供とカナダに留学しました。幼児教育に興味があったのでcommunity collegeに通い保育補助の免許を取りました。若いカナダ人の女の子とペアワークをしたり、エッセイを書いたり、最後には保育園での教育実習もありました。カナダには2年半滞在しましたが、英語を話すことにはまだ苦手意識があり自信がありませんでした。
カナダから帰国して1年後、主人の海外赴任でドイツへ。英語ネイティブでないドイツ人の話す英語はわかりやすく、私には好都合でした。お互いネイティブでないがゆえ多少ブロークンでも伝わればいいかなってな感じで、やっと言いたいことが言えるようになった気がします。
そして、ここにきてやっと英語は意思疎通のためのツールなんだ!ということに気づきました。
文法やコロケーションなんかにこだわっていると、いつまでもたっても自分の言いたいことが言えません。英語は外国語なんだからと割り切って、完璧を求めず、伝えることに集中すべきだと感じました。
ドイツも日本と同じで義務教育で英語を習います。
ドイツ人は学校で勉強しただけで英語が使えるのです。というか完璧でないにしても英語で意思を伝えられるのです。
では日本人はどうでしょう。
間違っていても恥ずかしくもなんともないんです。そもそも、誰も私たちが完璧な英語を話すなんてことを期待してないんですから。
それがわかるまで本当に長い道のりでした...
私は典型的な日本人です。